昨年の夏にスリランカに行った際のティーティスティングルームです。
ティスティングは、自然光で行うのが鉄則になっています。
茶園では、JICAスタッフの横田さん、スバランカ協会の大岩さん(友人のお父さん)、私のために、
ティスティングをさせてくださいました。
ティスターさんは、日本でも共通するような、
どこかしら紅茶好きな方がかもしだす雰囲気をお持ちでした。
~訪れた茶園でのティスティングの方法をご紹介いたします~
①茶葉を用意します。正確に分量を量ります。(3gか5g)
天秤を使うところが、素朴でクラシカルで、いい感じです。
②ティスティングセットを使います。
③茶葉をティスティングセットにいれ、沸騰した熱湯を注ぎ、蒸らします。
茶葉の品質を鑑定するには、茶葉の成分を出し切ることが必要です。
飲用するための蒸らし時間とは異なります。
④時間が来たら、茶液をカップに注ぎます。
注ぎ口がギザギザになって空いているので、蓋をしたままでも茶液が出てくるのです。
⑤蓋をしたまま傾けて、カップに置いて、茶液を出し切ります。
⑥茶殻を出して、形状や香りを確認します。
⑦水色(茶液の色)と茶殻で、色・香り・味をみます。
⑧紅茶のティスティングは、飲み込まないのがプロの方法です。
一度茶液を口に含み、舌の味覚、鼻腔に残る香りで、茶葉を鑑定していきます。
紅茶は消化作用があり、多くを飲みすぎると胃を荒らすこともあるので、
日々、多くの茶葉を鑑定するティスターさんは、茶液をこの写真のような壺に吐き出します。
(やり方にはコツがあります。私もまだまだですが、なかなか楽しいです。
ご興味ある方は、ぜひ紅茶教室でご一緒しましょう。)
一連の作業は、日本でもご紹介されているティスティングと同等の内容でした。
ティスティングセットは、日本でも購入できます。
150~200cc、それ以上と様々な容量の物がありますので、用途に合わせてお使いください。
*こんな趣のある装置もありました☆